BCAA(Branched Chain Amino Acid)とは

BCAAとは分岐鎖アミノ酸であり、必須アミノ酸のうち、バリン・ロイシン・イソロイシンの3種類の総称です。
枝分かれする分子構造をしているため、(BCAA)と呼ばれています。
体を構成する主要なタンパク質の成分であり、不足すると筋肉などが消耗しやすくなります。人間とタンパク質、アミノ酸の関係からBCAAをみてみましょう。

アミノ酸とタンパク質

人間の身体のそれ自身は頭の先からつま先までタンパク質が存在します。

髪の毛も、爪も筋肉もです。生命をつくる最も大切な栄養素、それがタンパク質といえるでしょう。そして、そのタンパク質はアミノ酸によってつくられています。アミノ酸のおかげで私たちは成り立っているのです。そのアミノ酸の1つであるBCAA。

以下の図に示すように、その中でもBCAAは特別なアミノ酸なのです。

BCAAの主な働き

BCAAは、私たちのからだの中で以下のような役割を果たしています。

  • BCAAはからだを構成する主要なたんぱく質であり、不足すると筋肉などが消耗しやすくなります。(筋肉を構成する必須アミノ酸のうち30~40%がBCAAです)
  • 運動時に、筋肉のたんぱく質の分解を抑制します。そのため、筋肉づくりに果たす役割は大きいと言われています。
  • BCAAは主に筋肉に蓄えられています。運動時にはエネルギー源として利用されます。
  • BCAAは 肝臓がたんぱく質を合成するのに必要とされています。

これらのことから、運動前にBCAAを摂取し、エネルギー源として利用することで、運動効果を維持してくれるため多くのスポーツシーンで利用されているのです。